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妊娠Q&A
妊娠しているかも?(妊娠?どうしたらわかるの?)
基礎体温をつけている人は、高温相が2週間以上続いていれば妊娠の可能性が高いです。生理(月経)不順のない人が妊娠した場合、予定生理日を数日こえれば妊娠反応が陽性になります。(場合によっては予定生理の前でも陽性反応がでることがあります。)
薬局で購入できる妊娠検査薬の中には病院で使用しているものよりも感度の高いものもあります。妊娠反応が陽性でも、必ずしも正常妊娠とはかぎりません。陽性反応が出たら早めに産婦人科を受診しましょう。思わぬ異常が発見されるかもしれません。現実に妊娠しても10~15%に流産や子宮外妊娠などの正常でない妊娠が見つかることがあります。
妊娠したら、早めに産婦人科を受診しましょう。どんな診察や検査をうけるのか?
生理(月経)が順調な方は排卵日や最終月経から妊娠何週かをある程度推定できます。生理不順の方でも基礎体温をつけていれば、また排卵日か性交渉をもった日時がわかれば妊娠週数を推定することは可能です。
診察・問診の後、内診経膣超音波検査をうけます。

どんな診察や検査をうけるのか?(妊娠4~6週)

上の図から妊娠反応陽性ならその時点で少なくとも妊娠4週以上です。胎嚢は妊娠週数が正しければ5~6週までに100%確認されます。推定6週を経過しても子宮内に胎嚢が確認されないと正常な経過とはいえません。更に妊娠6~7週になると胎児心拍動が確認できます。胎児心拍動が確認できると高い確率で妊娠を継続できるようになります。(正常妊娠
逆に胎嚢が確認されているにもかかわらず、推定妊娠6~7週になっても胎児心拍動が確認できない場合、妊娠は継続されず、流産にいたります。また、妊娠6~7週になっても胎嚢が確認できない場合は既に流産しているか子宮外妊娠の可能性が高くなります。
これは生理(月経)が順調な場合で、生理(月経)不順の場合は更に1~2週間の経過をみて判断する必要があります。
胎児心拍が確認されると90%以上妊娠の継続が可能となります。しかし、たとえ胎児心拍が確認されたとしても妊娠初期は胎児の成長が止まり、流産になることが数%あります。妊娠12週をこえると安定期に近づき、流産のおこる可能性は更に低くなります。
分娩の予定日はどのようにきめられるの?
分娩予定日は、(1)最終月経 (2)排卵日 (3)赤ちゃんの大きさで決定されます。
(1) 最終月経…人の出産は受精してから約265日で始まります。月経が28日前後の周期で規則的にきた場合、排卵(受精)は月経開始から14~15日目に起こります。265+14~15=280日、最終月経の始まった日を0日として、妊娠40週、7×40=280日目を分娩予定日と決めます。
(2) 基礎体温から排卵日がわかる、または性交渉をもった日がはっきりしている場合は、その日から約265日目を分娩予定日とします。
(3) あかちゃん(胎児)の大きさを超音波で測定して分娩予定日を決めます。
◦坐高(CRL:頭殿長)◦頭の横幅(BPD:大横径)◦太ももの骨の長さ(FL:大腿骨長)など測定して分娩予定日を決めます。(胎児計測
いつ、どんな検査をうけるの?
まの手帳まの手帳参照。
母子手帳はどうやってもらうの?
現住所のある保健所・保健センター等で発行されます。
妊娠したら体にどんな症状がでるの?
妊娠を維持・継続できるように(流産を防ぐように)子宮内膜から女性ホルモンが分泌されつづけるため、また子宮が大きくなるため以下の変化が体におこります。
(1) 微熱(熱っぽい)
普段の生理前の高温相よりすこし高い体温が続きます。
(2) つわり・悪心・嘔吐(ムカムカする)・食べ物の好みの変化・胃痛
(3) 眠い・だるい
(4) お乳がはってくる(痛い)
(5) 便秘
(6) トイレが近い
(7) お腹がいたい→診察が必要です。
痛みは人によって感じ方がかなり違います。(生理痛のひどい人は痛みになれているため、こうした痛みを感じにくいかもしれません。)
妊娠すると子宮の成長につれて今までとは異なった違和感を感じることがあります。
(8) 出血(正常な妊娠でも予定生理前後に軽い出血をみることはあります。)→診察が必要です。
(9) その他の変化
頭痛、鼻血、皮膚症状(かゆみ、色素沈着、シミ、ソバカスがふえる。)
妊娠した。次回の診察は?(何週に一回通院するの?)妊婦さんイラスト
まの手帳参照。
あかちゃんの健康について
妊娠したお母さんすべてが健康な赤ちゃんを産みたいと願っています。しかし、胎児にも様々な病気があり、流産早産になることもあります。また、無事生まれても100人中4~5人(4~5%)に先天異常(奇形や代謝異常)が見つかります。 人は遺伝子という設計図を親から受け継ぎ、その設計図をもとにして人体を形成して成長・発達します。先天異常は親から正常でない遺伝子を受け継いだためにおこる場合もあれば、遺伝子が正常でも成長・発達の過程の異常で起こる場合もあります。お母さんの環境には注意が必要です。
お母さんの生活のなかで催奇形性(胎児に奇形をおこす)や胎児の発育に影響する主なものには
(1)お薬 (2)放射線(レントゲン) (3)感染症 があります。
催奇形性は妊娠の時期のよって胎児への影響は大きく異なります。妊娠4週~妊娠12週の終わりまでを器官形成期(胎芽から胎児へ)といい、胎児は影響を受けやすく、特に妊娠4~7週が最も危険です。
染色体異常とは?
染色体は細胞の核内にあって遺伝子が含まれ、22組、44本の常染色体と1組2本の性染色体(X、Y)からできています。
男性は46XYと女性は46XXと表現します。卵子と精子は生まれる過程で2対染色体の一対を受け継ぎます。卵子なら22X、精子なら22Xか22Yです。
卵子と精子とが出会い受精し赤ちゃんの卵が生まれます。その時卵子・精子のいずれか片方か両方に染色体の異常があれば、当然胎児の染色体にも異常が起こります。
染色体の数や形になんらかの異常があることを染色体異常といます。常染色体の異常では21トリソミー(21番目の染色体が3本、1本多い)、18トリソミーや13トリソミーがあります。なかでも21トリソミーはダウン症といわれ、最も多くみられます。
性染色体異常にはクラインフェルター症候群(XXY)やターナー症候群(X0)があります。
染色体異常の原因は加齢による卵のダメージにあるといわれています。例えばダウン症は新生児のおよそ1000人に1人の割合で生まれています。しかし、これは全年代の平均を取った数字です。
年代別に見ると、25歳で1200人に1人の割合、35歳で300人に1人の割合、40歳以上で100人に1人の割合です。高齢出産で発症する確率が高いのは、一目瞭然です。
遺伝子の異常のため根本的治療はありませんが、今は胎児の染色体異常を出産前の検査で判断できる検査があります。
出生前診断
高齢出産とは?
高齢出産とは35歳以上での初めての出産(初産)、あるいは40歳以上での二人目、三人目…の出産を言います。
妊娠・出産では統計・医学的にみて妊娠・出産・子育てに耐えられる限界は40歳前後の女性と判断されている為40歳前後でも高齢と言われるのです。
高齢出産で健康な赤ちゃんを出産されている人も多いのですから、あまり、不安になることもありません。しかし、中には不幸にも何らかの異常をもって生まれてくる赤ちゃんがいるのも事実です。
40歳代では、100人に1人の割合で染色体異常が発生しています。それも、年齢と共に高くなっています。基礎知識として、高齢出産になるほど危険度は高くなると認識していたほうがよいでしょう。
高齢出産で染色体異常が高くなるのはなぜ?
卵子と精子とが出会い受精し赤ちゃんの卵が生まれます。その時卵子・精子の片方か両方に染色体の異常があれば、当然胎児にも染色体異常が起こります。中でも精子よりも卵子の染色体異常は多いとされています。
それは、男性機能と女性機能の違いから起きているものとされます。
生まれつき女性の卵巣には700万の卵胞(卵子の元)を含んでいます。卵胞の蓄えは出生後200万に減り、さらに思春期には30万に減ります。女性の一生でそのうちわずか400程度の卵胞だけが排卵して卵子になります。
女性として生まれてからさまざまな環境変化をうけながら卵胞は再生されることなくずっと生き続けていますから、年を重ねればそれだけ傷みを受け、染色体異常の原因になります。
これに対して精子は卵子と違い思春期頃を迎えてから生成され始めます。射精される度に新たに産生されますから、造精能力(精子をつくる力)がある限り、加齢によるダメージは卵子ほどうけません。
また、射精された精子の数は、数千万~数億個と言われます。しかし卵子が待つ卵管膨大部にたどり着けるのは、わずかに数十~数百の精子しかいないのです(10000分の1)。卵子にたどり着いた精子は健全な最強の精子のため、染色体異常原因にはなりにくいと言われています。しかし、最近の基礎知識としては、父親の年齢が高くなるにしたがって胎児の染色体異常が増えるそうです。
たとえば、父親が20歳代に比べて50歳代だと、3.2倍にもなるのです。 このように、高齢出産には、男性由来の染色体異常もあるということです。
出生前診断とは?
【クアトロテスト】

妊婦さんから少量の血液を採取して妊娠由来の特殊な4種類の物質を測定する検査でクアトロテストと呼ばれています。
クアトロテストは確定診断の検査ではなく、染色体異常などの先天性疾患が起きる確率を予測するものであり、いわゆるスクリーニング検査に分類されます。あくまでも確率が高いか低いかの判定です。お母さんの採血ですから、リスクはほぼありません。もし確率が高い場合は羊水検査にて確定診断をすることが可能です。羊水検査

 
【羊水検査】

図のようにお母さんの子宮の上にある皮膚に局所麻酔をして、お腹から子宮に長い針を刺して羊水を抜いて羊水の中にある赤ちゃんの細胞を採取します。
その細胞を使って染色体異常・先天性代謝疾患・遺伝子疾患の検査をします。
麻酔をしますから、痛くはありませんが、0.3%(3000回 1回)に流産や感染を起こす可能性があります

あかちゃんの成長、発育に大切なもの…リラックス
あかちゃんも子宮の中でお母さんと一緒に日々生活しています。あかちゃんの成長と発育には子宮内の環境が安らかであることが大切です。そのためには、お母さん(子宮)が肉体的、精神的にもリラックスしていることが大切です。
肉体的、精神的リラックスと厳密に区別することはありませんが、肉体的なものは簡単に説明できます。肉体的ストレス特に子宮にストレスが加わると子宮が収縮します。子宮が収縮すると胎盤と臍帯(へその緒)を通じてあかちゃんに供給する血液や酸素が不足して発育や成長に影響を及ぼします。
それ以上に精神的なリラックスは大切な面があります。私たちはストレスを受けるとそれに打ち勝とうとしてカテコールアミンという神経興奮物類(アドレナリン、ノルアドレナリンなど)が分泌され戦闘モードになります。ご自身でそういう状態を想像してください。心臓はドキドキする。頭にくる。気分が悪い。お母さんがそういう状態になるとこうした神経興奮物質は胎盤と臍帯(へその緒)と通じてあかちゃんにも流れ込みます。そうするとあかちゃんは何の前ぶれもなくお母さんと同じことを味わうことになります。
お母さんはなぜ自分かこうした状況におかれているかわかっているのでそれに対処することはできるかもしれません。しかし、あかちゃんは突然襲ってくるストレスにうまく打ち勝つことができるでしょうか。また、こうした戦闘モードは長続きしません。繰り返しストレスの攻撃を受け続けると消耗して、発育や成長に影響を及ぼすことになります。
子宮内のあかちゃんの発育や成長には何よりもおかあさんのリラックスが必要です。
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Column こぼれ話
おかあさんのリラックス
パチンコで大当たりが出た時、格闘技を見て興奮した時は同じ心臓のドキドキでも心ときめくものです。
ストレスの時にでるカテコールアミンとはちがうドーパミンという良い意味での神経興奮物質が分泌されます。あかちゃんも同じです。子宮内のあかちゃんの発育や成長にはリラックスが必要ですが、適度な刺激や心地のよい興奮(ときめき)も必要です。

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