妊娠週数 |
検診間隔 |
検査項目 |
内容 |
1ヵ月 |
2週間 |
最終月経
着床
排卵・受精 |
- 月経周期が28日型の場合最終月経の14日前後に 排卵がおこり卵管で受精し、さらに1週間で 子宮内膜に着床します。
■妊娠と薬
- 着床以降は、受精卵はお母さんから胎盤を介して栄養を受けるようになります。
- 妊娠3週までは着床前で受精卵はお母さんから直接栄養を受けていませんから、お母さんが服んだ薬の影響を受けることはなく問題ありません。
- 妊娠3週以降、特に妊娠4〜7未満(2ヵ月)は赤ちゃんの脳や内蔵、目や耳といった体の器官ができる器官形成期にあたり最も薬の影響をうけやすい時期で注意が必要です。
- 妊娠8週(3ヵ月)以降は赤ちゃんに対する薬の影響は低下しますが、服用は医師に相談に相談してください。
■妊娠と放射線
- 薬と同様に器官形成期が最も影響を受けやすい時期です。
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2ヵ月 |
予定月経
妊娠反応
超音波検査 |
- 尿中のホルモン検査で予定月経以降に陽性になります。
- 妊娠初期は毎回超音波検査にて胎児発育を確認します。
- 胎嚢(タイノウ)は妊娠4〜5週より子宮内に確認されます。
- 胎児心拍動は6〜7週より確認できます。
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3ヵ月 |
スメア検査
妊娠届 |
- 子宮癌の検査で若年層の子宮癌が増加しており、妊娠初期に検査します。
- 妊娠届をお渡しします。 これを役所(市役所・支所・地域によっては保健所)に提出し、母子手帳の交付をうけます。
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4ヵ月 |
4週間 |
血液型
梅毒血清反応
不規則抗体
血液一般(貧血等)
HBS抗原検査
(B型肝炎)
HCV抗体検査
(C型肝炎)
HIV抗体検査
(エイズ)
風疹HI
前期母親教室
超音波検査
クアトロテスト
(希望者のみ) |
- ウイルスによる肝炎で母体がキャリアの場合、出産時に産道感染をおこしますが、赤ちゃんはワクチンの接種で感染を予防できます。
- ウイルスによる肝炎で母子感染することは稀ですが、慢性肝炎になることがあります。
- 妊娠初期に風疹にかかると先天性風疹症候群(難聴・白内障・心奇形)になることがあります。
- 妊娠14週前後-第1木曜日(当院2回目の方は、出席は自由です。)
- 胎児の発育状態、胎盤の位置、羊水量等を検査します。
- 出生前検査です。確認書が必要となりますのでご希望の方は 15週以前に看護師にお申し出ください。
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5ヵ月 |
血液一般検査
着帯教室
超音波検査 |
- 妊娠5カ月の戌の日、直接助産師が指導し、日々の心配や疑問にも答えます。
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6ヵ月 |
助産師外来 |
- 助産師による妊婦健診です。おっぱいのチェック(お手入れの方法など) その他相談事がありましたらお気軽にお受けください。
- 毎週、月・水・金に予約制で実施しております。
- この週数に限らず、御希望があれば看護師にお申し出ください。
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7ヵ月 |
2週間 |
超音波検査
PTD検査 |
- 早産を予知し予防するために妊娠24週前後に内診とPTD(頚管膣分泌中胎児性フィブロネクチン)という早産マーカーの検査をします。同時に膣式超音波にて頚管の状態(頚管の長さやゆるさ等)もチェックします。
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8ヵ月 |
超音波検査
後期母親教室
心電図
胎動計測
ATL抗体検査
(成人T細胞白血病)
クラミジア検査
(クラミジア子宮炎)
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- 妊娠30週前後-第2・4木曜日夫立合分娩を希望される方は夫同伴で後期母親教室をお受けください
- 胎動の数を数えることによってお母さんが 自分で赤ちゃんの健康状態をしらべる方法です。
- ウイルスで感染する血液の癌で母乳から母子感染します。母子に感染があっても、母乳を与えなければ、感染を予防できます。
- クラミジアという病原体による性感染症で流産や早産の原因になったり、産道感染によって赤ちゃんが結膜炎や肺炎になることがあります。
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9ヵ月 |
血液一般検査
超音波検査
ノンストレステスト |
- 胎動と胎児心拍数を一定時間測り、赤ちゃんの健康状態をしらべる検査です。
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10ヵ月 |
毎週 |
GBS検査
超音波検査
胎動計測確認
ノンストレステスト |
- 膣のB群溶血性連鎖球菌の検査
- B群溶連菌は産道感染し、頻度は稀ですが新生児髄膜炎、肺炎をおこします。
- 検査が陽性の時は、お母さんが抗生物質を服用することによって新生児への感染を防ぐことができます。
- 予定日超過の時は毎回行います。
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週に2度 |
胎盤機能検査
超音波検査 |
- 胎盤のエストリールというホルモンを尿で検査します。
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予定日超過
過期産 |
- 予定日超過の時は週2回診察し、毎回ノンストレステストを行います。
- 予定日超過になっても、ノンストレステスト、胎盤機能検査、超音波検査にて胎児の健康状態を調べ、できるかぎり自然分娩につとめますのでご安心ください。
- 42週以降は過期産になり、胎児の健康状態が悪くなることもあり、41週以降は必要があれば誘発分娩も行います。
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